UAE VAT申告と会計アウトソーシングの再構築事例|他社BPOからの切替とZoho導入による統制型経理体制への転換【プライム上場】
- 18/02/2026
- Posted by: Kenichi
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― 他社からの切替と、統制型バックオフィスへの転換 ―
他社BPOからの切替は、最もリスクが高い局面です。
- VAT申告は止められない
- 月次決算も止められない
- 過去データに誤りがあれば罰金リスク
- FTA(UAE税務当局)対応も継続する必要がある
それでも、「今の体制では危ない」と判断し、切替を決断される企業があります。
本件は、UAE法人を持つプライム上場・歯科医療機器メーカー様における、
会計・VAT運用BPOの再構築事例です。
1. クライアント情報
- 業種・業態:歯科機材の製造・販売
- 提供製品・サービス:歯科機材
- 企業規模:東証スタンダード市場/グローバル展開を行う日系大手企業
- 本社所在地:日本
- サービス提供地域:中東(UAE)
2. 背景
既存BPO体制では、以下の課題が顕在化していました。
■ スピード不足
- 月次締めの遅延
- 本社報告の遅れ
■ VAT誤申告リスク
- Output / Inputの不整合
- 輸入VAT処理の曖昧さ
- 申告書と会計残高のズレ
■ 経理体制の不安定さ
- 属人化
- マニュアル未整備
- 内部統制の弱さ
- 担当者の相次ぐ交代
■ FTAからの問い合わせ対応
- 根拠資料整理不足
- 回答の遅延リスク
上場企業として、
スピードと安全性を両立する体制が不可欠でした。
3. 主な課題
他社からのBPO切替では、次の事故が起きやすいです。
- 過去仕訳の誤り発覚
- VAT未修正のまま申告
- データ移行不整合
- 監査対応不能
私たちはまず、止めない移行設計を行いました。
4. 当社のアプローチ
Step 1:現状診断とリスク洗い出し
- 過去会計データのレビュー
- VAT申告履歴の検証
- FTA問い合わせ履歴の確認
- 切替スケジュール設計
「どこが危ないか」を可視化。
Step 2:Zohoを活用した会計基盤再構築
本件ではZohoを活用し、
- 月次記帳の標準化
- VATコード体系の再設計
- VAT Reconciliation整備
- 在庫・売上連動の明確化
- 本社向けMISレポート設計
を実施しました。
単なるシステム導入ではなく、
税務耐性を持つ設計を行いました。
Step 3:統制型BPO体制の確立
BPO範囲:
- 月次会計記帳
- VAT申告書作成・提出
- 年次監査対応
- 月次MISレポート作成
- FTA問い合わせ対応
作業代行ではなく、
税務リスク管理機能を含む外部経理部門として機能する体制を構築。
5. 提供成果物
- オンライン会計システムでの経理データの見える化・クライアントアカウントにてログイン可能
- 月次MISレポート
- 財務年次会計監査
- VAT申告レポート
6. 結果
- VAT誤申告リスクの大幅低減
- 月次締めスピード改善
- 本社報告資料の精度向上
- FTA対応体制の確立
- 属人化から統制モデルへの転換
経理機能を「コストセンター」から
経営管理機能へ昇華することができました。
7. 本件の本質的価値
UAEでの会計・VAT運用は、
- 正確性
- スピード
- 証憑管理
- システム整合性
- 税務調査耐性
が同時に求められます。
特に上場企業にとっては、
安全性と内部統制の水準が最重要課題です。
よくある誤解としては、
- VATは5%だから簡単
- システムを入れれば自動化できる
- 外注すれば安心
実際には、
- BPOでも統制がなければ事故は起きる
- 設計が悪ければERPも機能しない
8. こんな企業様に
- UAE法人を既に保有している
- 会計・VAT業務を外注しているが不安がある
- FTAからの問い合わせがあり対応に苦労した
- 内部人材不足で統制が弱い
- BPOの切替を検討している
9. Biz Easyの強み
- UAE VAT実務に精通
- 上場企業水準のレポート設計
- Zoho等ERP導入経験
- FTA対応実績
- 他社BPOからの切替実績
まとめ
毎日、毎月の積み重ねだからこそ、しっかりと対応できる企業に依頼し、
自社でもアカウントにアクセスし、管理できる状態・管理体制であることが重要です。
UAE VAT申告と会計体制、本当に大丈夫ですか?
Free Zone・Mainlandを問わず、
UAEの会計・VAT運用は設計次第でリスクが大きく変わります。
- 他社BPOからの切替を検討している
- VAT誤申告リスクを診断したい
- Zoho導入と会計体制を同時に整備したい
まずは簡易診断をご相談ください。
