UAEの中東地域統括会社の総務・HRにおけるBPO構築事例|中東12拠点を統括するドバイ地域統括ハブのバックオフィス再設計【プライム上場】
- 18/02/2026
- Posted by: Kenichi
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UAEを地域統括拠点にするなら、人と統制が最大の課題になります。
中東全域(12拠点)を統括するハブとして、ドバイ拠点を位置づける――
これは多くの日本企業が採用する戦略です。
しかし実際に運用を開始すると、次の壁に直面します。
- ローカルスタッフ管理の複雑化
- 内部統制水準のばらつき
- 人材流動による業務断絶
- 駐在員・現地スタッフ管理の負荷増大
本件は、プライム上場・総合商社様における、
ドバイ地域統括拠点の総務・HR一括BPO再構築プロジェクトです。
※対象はドバイ拠点のみ(中東全域12拠点を統括)
1. クライアント情報
- 業種・業態:総合商社
- 企業規模:東証プライム市場/グローバル展開を行う日系大手企業
- 本社所在地:日本
- サービス提供地域:ドバイオフィス
ドバイを中東事業のハブとし、各国拠点を統括する体制を構築していました。
2.背景と課題
既存体制では、ローカルスタッフの退職によって以下の課題が顕在化しました。
■ ローカルスタッフ管理の高度化
- 労務管理
- 契約更新
- 給与管理
- 退職対応
特にローカルスタッフの退職が発生した際、
- 新規採用
- 社内引継ぎ
- 教育コスト
- 業務停滞
が大きな負担となっていました。
■ 内部統制の強化
上場企業として求められるのは、
- 承認フローの明確化
- ベンダー契約管理
- 給与・手当の透明性
- 管理資料の標準化
統括会社である以上、
現地法人以上の管理水準が必要でした。
■ コスト最適化
- 固定人件費の増加
- 教育・採用コスト
- 属人化リスク
これらは社員を採用していたら目に見えにくいですが、
長年務めたスタッフの退職にあたって、アウトソーシング化の検討が始まりました。
3. 当社のアプローチ
Step 1:統括拠点としての機能再定義
まず、ドバイ拠点の役割を整理。
- 統括会社としての管理範囲
- ローカル機能との線引き
- 本社との報告体制整理
何を統括するのかを明確化。
Step 2:総務・HRでのBPOモデル設計
BPO範囲:
- 総務管理
- HR管理
- 給与計算
- 社宅管理
- ベンダー管理
単なる事務代行ではなく、
統括会社の管理機能としてのBPO体制を設計しました。
Step 3:属人化リスクの排除
- 業務マニュアル整備
- 承認フロー明確化
- 月次管理資料の標準化
- ベンダー契約の一元管理
- バックアップ体制構築
ある程度人に依存しつつも、依存度の低い仕組みを構築。
4. 別プロジェクト:HRマネジメントとドライバー管理
業務を遂行しながら、別プロジェクトとして
- HRマネジメントシステム整備
- ドライバー管理体制の再設計
統括拠点としての実務負荷を軽減し、
管理の可視化、業務改革、デジタル化を進めました。
5. 結果
- ローカルスタッフ退職リスクの軽減
- 教育コスト削減
- 内部統制水準の向上
- 統括会社としての管理機能強化
- 固定コストの最適化
ドバイ拠点は、単なる現地法人から、
中東統括機能を持つ管理ハブへ進化しました。
6. 本件の本質的価値
UAEをGCCハブとする戦略は、多くの企業が採用しています。
しかし成否を分けるのは:
- 税制
- ライセンス
- オフィス
ではなく、戦略メンバーが力を発揮できる環境作り。
バックオフィス設計と人材管理の仕組み化が重要です。
7. こんな企業様に
- UAEを地域統括拠点にしている
- GCC複数国を管理している
- ローカルスタッフ管理に不安がある
- 退職による業務停滞が発生した
- 固定人件費を最適化したい
8. Biz Easyの強み
- 日本企業の管理体制や本社基準の理解
- 上場企業水準のレポート・システム設計
- ERP導入を含む業務改革ノウハウ
まとめ
UAEをGCCハブにするなら、拠点設立ではなく統括機能の設計から始めるべきです。
UAE地域統括会社、本当に“統括”できていますか?
- UAE 地域統括会社設計
- GCC ハブ体制構築
- 総務・HR一括BPO
統括拠点として機能する仕組みを構築します。
